居間の壁の北海道地図

 わが家の居間の壁に60万分の1の北海道地図が架かっている。平成の市町村合併前の212市町村(現在の市町村数は179)が精巧に描かれている。あるとき道新の記者から地図に印されている赤丸の由来をたずねられた。要するに自分の足で訪問した市町村を赤マジックで囲っただけのこと。数は100を超えていたと思う。特別な意味はないが事始めは学生とのやりとりだった。1990年代の末ころ、何年かに一度は教養部の講義を担当していた。一年生の出身地は本州と道内がほぼ半々。そこで若き学生の北海道認識を知る一助として、全市町村名(えりも町以外は漢字)を記した一覧表を配布してフリガナをふってもらった。当時は、たとえば「椴法華」など難解な読み方が多かった。2度試みたが正解はわずかだが本州出身者のほうに多かった。道内組は広い北海道の隅々にまでまだ関心が及ばないが、本州組は何かに強い関心や興味を抱いて来道するのだろうか。ともあれこの結果を学生に伝え、同時に、今後出会う市町村を地図に記していつも目に触れれば、北海道イメージが豊かにふくらんでいくだろうと進言した。以来自分も試み人にも奨めた。大きな効用があった。

コメント

このブログの人気の投稿

ゼミレポートは生涯の宝

老いて輝くもの、人間

春はカーソンの贈り物