誤解を招いた縄文風土器

 庭の上り口に縄文風の土器が置いてある。タテ30㎝、ヨコ最大幅25㎝ほどの重厚な文様入り土器。縄文土器の陶芸家でかつては浜益村(現石狩市浜益区)に住んでいた猪風来さんの作品に一目ぼれして30年前に分けてもらった。猪風来さんのことは3月ころこのブログに2度書いた記憶がある。さて昨日だが、通りかかった2人の中学生が足を止めて「すごい」と見入っていた。たまたま庭に出ていた私に「どうして縄文土器がここにあるのか」と尋ねた。全体に縄目がつき口は火炎模様ふうに外に開いている。その形状だけでなく、夏の間は陽光や風雪にさらしているので貫禄がついて、一見すれば十中八九本物の縄文土器と見紛うだろう。私はここに存在している理由を手短に説明して納得してもらった。本物なら個人では所有できない。文化財としてすべてが市町村の教育委員会の管理下におかれる。たとえば先日行った道南の福島町では無数の縄文土器が出土して町は管理に頭を悩ましているほどだ。所有できないはずの縄文土器を個人が所有している。通行人の目の保養にもなると軽い気持ちだったが、誤解を与えてはいけないので、庭の奥に場所を移すことにした。 忘れていた開花→ツユクサ(163)

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