雨降って気持ち固まる

 畑に恵みの雨がようやく降った。東京にいたころ通勤時の雨は「嫌な雨」だった。けれども区の市民農園を借りて楽しむようになってから、雨は概して「恵みの雨」に変わり、通勤時の苦痛感は和らいだ。同じ雨でも小さな菜園で心の持ち方が変わる自分の身勝手さがなんとも滑稽だった。雨については他にも思い出がある。東京でのある夏のできごと。仕事で外出中に大雨に見舞われ、次の予定地への移動が困難になった。その旨職場に電話すると、同僚の女性が「近くまで行くついでに傘を届けてあげる」と。好意に甘えて予定の仕事は無事終了、職場に戻って感謝とお礼の気持ちを伝えた。ところが数日後、フェミニストと称する数人の男性が私を呼び出し、「傘を届けさせるとは女性蔑視もはなはだしい。オマエは自分を何様と思っているのか」と激しく指弾。思いも寄らぬ展開に面食らったが、私の電話が彼女の心をかくも傷つけたことを知ったので一切弁解せずに非をわびた。この件から現在まで数十年、外出時には天候とは無関係に傘を持ち続けてきた。だから雨に困ったことは一度もない。時の流れとともに彼女に対する心外な気持ちもいつしか感謝の念に変わっていった。開花→ハマナス(えりも赤85、八重86)、三寸アヤメ(紫87、白88

コメント

このブログの人気の投稿

ゼミレポートは生涯の宝

老いて輝くもの、人間

春はカーソンの贈り物