わが書架の「室崎コーナー」
6月はハマナスの開花とともにはじまる。わが庭には3種類のハマナス(赤いハマナス、白いハマナス、八重の赤いハマナス)があり、そのうちとくに待ち望んでいた白いハマナスが今朝咲いた。白も八重も札幌では見かけない。きっと珍しい種類なのだろう。最初に見たのは厚岸町で、私と昭子が感動したあまり、同町の室崎正之・英子ご夫妻が届けてくれた。もう30年も前のこと。室崎さんは厚岸町のベテランの町議会議員。ゴルフ場建設をめぐる環境問題で昭子が最初にお会いし、その後は私も加わって重ねた親交は現在も続く。私にとって室崎さんは自治体議員のお手本のような存在だ。とくに①町政が取り組むべき課題を広く的確に捉える「課題認識」、政策のプライオリティや解決方法の選択に欠かせない「価値判断」、③自己の主張、政策、視察などを論理的に説明する「表現能力」に秀でておられ、お会いした時はいつも町政や議会のあり方などについて建設的な話に花が咲き楽しい。とくに③。私は書架の一角に「室崎コーナー」を設けて、これまで室崎さんが議員活動の一環としてしたためられた貴重な文書類をたくさん保存して活用させていただいている。
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上述のことに関係するが、室崎さんの④「調査能力」の高さにいつも感心している。視察のときは、目的にふさわしい対象地域や自治体を選ぶために、専門家からの情報提供をふくめて周到に思いをめぐらせ、決定後は事案に即して現地から取得した予備的情報を分析。そうして論点整理したうえで現地におもむくから視察の効果はてきめんである。視察後は詳細なレポートを自身の手で作成し公開する。この室崎さんの調査能力の高さは議員活動一般におけるレベルの高さにも通底していると思う。長への議会質問にしても、職員が問題解決の手法を理解しなければコトは前に進まないわけだから、そのことを念頭において「実現」の方法を重視して質問をする。私がいまは全国化した議会基本条例の制定を提唱したのは2001年。そのときある確信があった。室崎さんのような議員が増えていけば議会改革は必ず前進すると展望できたのだ。そのころ北海道を湧かせていた地方自治土曜講座。大勢の専門家講師の講義は100種のブックレットになっている。議員としては唯一の室崎さんの講義録『小さな町の議員と自治体』(1999年)は、もちろん「室崎コーナー」に収まっている。開花順→白いハマナス(82)、ドイツアヤメ(83)、フーロソウ(紫、84)
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