夏至と姫百合からの連想

 四季の織りなす自然の変化のなかでも春分の日と秋分の日、冬至と夏至は、大くくりな季節区分だが、代り映えなく流れていく日常にメリハリを与えてくれる。その夏至の到来。今年も半分終わったという時の移ろい速さを実感するとともに、作物の生育が本格化する畑に向きあう心構えも求められる。けれどもそれとは別にもうひとつ私が心することがある。夏至の花は「姫百合」である。古来日本人に親しまれてきた野の花で、「夏の夜の繫みに咲ける姫百合の」と万葉集にも登場する。どうやら西日本の花らしく、東京や北海道では見かけない。さて、それはともかく、私は夏至→姫百合→ひめゆりの塔と連想してしまう。ひめゆりの塔はかの有名な沖縄の女子学徒隊の追悼碑である。ところが、この「ひめゆり」は姫百合の花とは関係はないらしい。かつてモノの本で知ったのだが、学徒隊の生徒が属する2校の学校だよりのタイトルが「乙姫」と「白百合」だったので、「姫」と「百合」を合成して「ひめゆり」にしたと。「姫百合」と「ひめゆり」が無関係でもかまわない。けれども、夏至と姫百合から連想して「ひめゆりの塔」と「6月の沖縄」に想い馳せる心象は大切にしたい。開花→ラベンダー(105

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