4節季72候と季節の趣
散歩しているとライラック(リラ)の花が美しいが少し寒い日が続いている。「リラ冷え」といわれるように5月の末は気温が下がる。ちょうど畑の種まきや植えつけの時期と重なるため、農にかかわる人たちは気をもむ。これは昔からのことだが、近年の北海道は6月になれば本州まがいの梅雨を思わせる天気になりがちだ。温暖化の影響であろうか。昔の6月はからりと晴れて清々しかったように思う。季節感の乏しい東京在住のころ、私は「旧暦」の節季と候の一覧表を壁に貼って楽しんでいた。旧暦は、季節を1月から3か月単位で立春・立夏・立秋・立冬と4区分、さらに各6区分して二十四節季を設ける。この各節季はさらに初候・次候・末候に3区分して七十二候にする。要するに1年を5日単位に72に細区分するのだが、各候に季節の特徴を示す文言がついているのがおもしろい。たとえば、6月は節季では「夏至」、候は「乃東枯(なつかれくさかれる)」(28候)、「菖蒲華(しょうぶはなさく)」(29候)、「半夏生(はんげしょうず)」(30候)などと表現される。候の説明が正確に実際を反映しているわけではないが風流な趣がある。だが北海道ではもっとぴったりしない。北海道版があればおもしろい。
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