手帳は買えども予定なし
まもなく年度が替わる。現役で仕事をしていたころは1月1日からはじまる「年」よりも4月1日にはじまる「年度」の方が大きな意味をもっていた。その理由は説明を要しないだろう。けれども仕事をリタイアして年度区切りの意義が低下すると、それまでの年度手帳はいつしか年手帳に切り替わった。こうしてスケジュール管理の第一段階の変化が起こった。そのうち年手帳は厚手のものから薄手のものに変わった。記入すべき事柄自体が減ったのだから当然であろう。手帳買えども予定なし、これが第二段階の変化。そしていま第三段階に移行している。手帳に記入する内容が「予定」ではなく「備忘録」に近くなっているのだ。わが家には壁掛けの手製のカレンダーがあって月初めに予定を書き入れている。その段階では記入事項は少なく白紙に近い状態なのだが、月が終わってみれば、書き込みで埋め尽されている。その日の思いつきや予定になかったことが次々に起こり、それらのことをそのつど備忘録的に書きつけているからだ。手帳も同じである。この先どうなるか。第四段階の変化は手帳自体を見なくなることだろう。その時期の到来はもう少し先であってほしいが、確実にやってくる。
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