「忘れ名草」がまた増える

 三寒四温。暖かい風も吹いて一気に春はすすむ。昨日、今春一番乗りでスノーボールの可憐な白い花が開花した。これを初めとして花をつけたまま雪を迎えるキクとヤグルマソウまで、100数十種類の草花が庭を彩る。高価な園芸種などなく、多くは20年以上前に昭子が道内各地や近隣の友人からいただいたり交換した野の花。だから花が咲けばその向こうに人々の笑顔やかの地の風景が浮かんでくる。庭にいながら、さながら道内旅行の気分も味わえるという寸法だ。いつだったか、近所の友人、田口睦子さんがわが家の庭を「春の庭」と名づけてくれた。これからフクジュソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、ニリンソウなどが一斉に咲き出す。なりゆきまかせだから、花々は思いおもいに住み心地のいい場所を見つけて移動し、定住している。こんな庭だが、加齢とともに、花の名前を瞬時には思い出せないことが多くなってきた。昭子としばし対策?を練った。その結論、名前を思い出せない花はみな「忘れ草」にしよう…。「忘れ草」一色になったときは庭を卒業するとき。川柳一句→「わが庭に忘れ草がまた増える」。そう自嘲しながら今年もまた庭を楽しみたい。

 

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