自治の誇りと比較の目

  毎年21日号の「福島町議会だより」に1頁、私の目から見た本町議会について住民のみなさんに読んでほしいと思うエッセイを書いている。これには理由がある。福島町議会は改革を長年継続していて、優れた議会運営の仕組みのもとで活発に政策活動を行ない、議会の政策意思をしっかりまとめて行政と向き合う先進議会であることは、全国的にも高い評価が与えられている。けれどもこれは他の議会と比較していえることで、自分の議会だけを見ている住民の目には当たり前の日常の風景としてしか映らない。議会もまたそれが先進的な営為だとわかっていながら、内容を詳しく情報公開しても、評価については遠慮がちあるいは控え目になる。せっかくの優れた営為なのになんとももったいない。地方自治とは地域への誇りなくして成り立たないものだし、その誇りのなかにはわが町わが議会の力量もふくまれる。そうだとすれば、比較の目をもつ第三者が議会の姿を正当に評価して住民に情報提供することにはそれなりの意義があると思う。長年にわたり付き合いの深い福島町議会だけに、1500字の短いエッセイの執筆とはいえ、責任ゆえの緊張感が強いられる。

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