これだ!スイカの虫かご
炎天続きだが日毎に大きくなるスイカに元気をもらう。スイカの想い出を一つ。小学6年の夏休みのときであった。明日から2学期というのに、遊びほけて自由研究(当時は「工作」といった)がまったくできていない。心中穏やかならない状態で、たまたま父と畑のスイカの出来栄えを見回った。熟するにはまだ時間がかかるが、たくさんなっているスイカを見て、一瞬「これだ!」と閃いた。躍る心を抑えて秘かに直径20㎝ほどのスイカをもぎに行く。包丁で左右8㎝、天地4㎝ほどの長方形の窓をくり抜き、中身をスプーンでとり出して空洞にする。できた窓には適当な間隔でマッチ棒を縦に差し込む。これでスイカの虫かごが完成。エサをやらなくてもスイカ自体がエサになる。素手でキリギリスを捕まえる特技もある。数時間前の暗雲は晴れ一転爽快な気持ちに。翌日この「偉大な発明品」を携えて意気揚々で登校した。藤井正先生はほめてくれ、級友たちは面白がった。ところが後日、スイカが消えたことに気づいた父から「一番できのよいスイカだったのに」と叱られ、着想はよいが相談すべきだと諭された。相談すれば父はきっと別のスイカを選んでくれただろう。開花→マジョラム(132)、アジサイ(133)、記録忘れ→ヤナギラン(134)、エゾカンゾウ(135)
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