声はすれど姿は見えず
もう長い間声はすれど姿は見えないアオバトが気になっている。6月の半ばころから森の奥のほうで「アオー、アオー」と低い声で鳴く。あいの里にくるまでは知らなかったハトだ。「アオー、アオー」と鳴くからアオバトなのかと思ったが、図鑑で調べると明るい緑色のきれいなハトだ。あいの里以外では弟子屈の屈斜路湖畔でしばしば聞いたがやはり姿は見えなかった。よほど警戒心が強いのであろうか。どこでも見かけるキジバトは冬季は暖地に移動するが、アオバトはさらに遠く南西諸島に渡って繁殖するらしい。私の住む北区あいの里は、1980年代に大規模な宅地開発がはじまり、現在までの中間くらいの時期に私たちは越してきた。そのころに比べるとさらに都市化がすすんだわけだが、それにともなって鳥の世界もずいぶん変化した。最初は制空権がトンビからカラスに変わった。渡りの世界ではオーストラリアから飛来するオオジシギ、春先には必ず集団でやってきたアトリやレンジャクは近年姿を見せなくなった。冬季は津軽海峡から本州に渡るはずのヒヨドリは留鳥化している。いまは朝の4時半だが、書斎の窓からアオバトの声が聞こえる。一度は見てみたい。開花→ミソハギ(138)、記録もれ→キスゲ(139)
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