トドは万歳、エゾセーフ

 北海道生まれなのに18歳で東京に出た私は、恥ずかしながら、エゾマツとトドマツの名は知っていたが区別がつかなかった。45歳でUターンしたとき、北海道自然保護協会で事務局長をされていた福地郁子さんから「トドは万歳、エゾセーフ」と区別を教わった。トドの枝は万歳のように上向き、エゾは両手を広げてセーフするように下向きだから、それで見分ける、と。そのトドが防風林に3本ある。屈斜路湖畔で磯貝高士・真理恵夫妻が営むペンション「ぱぴりお」からいただいた実生が10年で1mの丈まで育った。ぱぴりおでは2000年から20年続けて楽しい夏を過ごさせていただいた。ここを定宿に、地元弟子屈コタンの友人はじめ、放射線状に、厚岸、中標津、根室、釧路、網走、小清水、斜里に住む友人と再会し、また東京から友人を招いて旧交を温めた。自然が良好に保たれ湖へと続く、ぱぴりおの大きな森では、たくさんの動植物に出会った。ぱぴりおの夏のいっときは、最良の命の洗濯の機会であり場だった。片道400㎞の運転はもうかなわないが、トドマツを見るにつけぱぴりおの記憶は鮮やかによみがえる。持ち帰ったドングリの実もいつの間にかミズナラに育っている。開花→ツバキ(34

 

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