道新の議会記事を読んで

 415日だったと思うが、道新に「住民不在のなれ合い議会」「やらせ質問のまん延」という大見出しが躍っていた。どうしてこんな問題が起こるのか。国会を最高機関とする一元代表制の国の国会内閣制と違って、自治体は二元代表制だから、長と議会の議員は別々の選挙で選ばれる、政治的に対等な関係にある機関で、その両者がシビアな緊張関係のもとに、活発な政策論争を通して論点や争点を明確にしながら、自治体としての最良の政策選択を導き出していく、というのがこの代表制度の基本である。そのために議会は3つのことを励行しなければならない。①批判や政策の発生源となる住民との交流を絶やさない。②長・行政を厳しく監視・批判し、自らも政策を提案する。➂議員間の討議を活発に行なって議会の意思を形成する。一方、長は、議員・議会の厳しい批判・提案を真摯に受けとめ、これを糧に職員を督励して職員の政策能力を高めいい仕事をしてもらう。これが二元代表制を健全に運営するための基本精神なのだが、議員・長・職員がこの制度の原理や精神を共有せずにだらけたり、なれ合ったりしていると、道新報道のような忌まわしい問題が起こる。

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 2006年に栗山町が初めての議会基本条例を制定したことが契機になって議会改革が全国にひろがった。以来20年をへて、議会は、①改革の必要性をいまだ認識しない「寝たきり議会」、②議会基本条例は制定したが実行がともなわない「居眠り議会」、➂基本条例を着実に実行し、なお新たな改革にチャレンジする「先駆議会」に3分化している。この➂に属する議会では、例えば、議会の質問にかぎっても、質問者が原案を住民と同僚議員に公開して意見を求め、内容の充実をはかる検討会議を議会のシステムとして実行している議会、定例議会の終了後に質問と長の答弁内容を精査し、長のその後の処理状況を議会全体の課題として追跡する議会、常任委員会の議員間討議を通して議会としての意思を文書にまとめ、年数十項目の批判・提案を行なう議会などがある。どれも道内の議会だ。ちょっと調べれば、労せずしてこれらの情報は入手できる。だから昔と違って改革はゼロからの出発ではない。寝たきり議会、居眠り議会にも現状を憂うる議員は必ずいるはずである。ウサギとカメの競争のように、目覚めて走り出す勇気をもてば、やがては先頭に立つこともできるだろう。開花→エゾムラサキツツジ(14)、ニオイスミレ(15)、ニリンソウ(16

 

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